自分は大学受験では浪人したにも関わらず滑り止めの大学にも落ちてしまい、就職では税理士を目指し約4、5年ほど働きながら仕事と勉強の両立をこなしていましたが、28歳の末に諦めました。(ちなみに大学生の時、一般の就職活動も経験しており、金融機関を数社ほど受けましたが、全滅しました。)
もはや挫折の権化のような人生を歩んできたわけなんですが、今となっては貴重な経験として刻みこまれており、現在に至ります。
遅かれ早かれ、挫折というものは誰しも経験することだと思います。
それが、受験なのか、就職活動なのか、仕事なのか、人間関係なのかは人それぞれですが、どうせ経験するなら早いに越したことはないのかなというのが個人的に意見です。
インフルエンザの予防接種のように挫折は経験すればするほど免疫が出てくるものです。それによって、今後の対策もしやすくなります。
ただ、挫折というのは自分で経験したくて出来るものではないということも難しい点です。
今回は、自分の経験も踏まえながら挫折から立ち直る方法を伝授したいと思います。
まずは一旦休んで忘れる
どんな挫折経験であれ、最初のうちはとにかく精神的に辛く、失敗した事が頭の中をグルグル回っている状態なのではないかと思います。
そうしたネガティブな記憶を持ち続けると、その記憶はますます脳の中に定着してきて注意がそっちの方向に集中してしまうのです。
そうした状態で冷静に物事を考える余裕はあるはずもないので、無理に行動せずにまずはしっかりと休養をとってあげて、何も考えないように済むような環境を整えてあげましょう。
状態の具合にもよりますが、余裕があるようであれば家に引き込もり続けると考えてしまうので、なるべく避けて外の空気を吸う方が精神衛生上、効果的です。
自分自身の挫折の定義を考える
ある程度気持ちの整理もついて、また新しいことを始めようという意欲が湧いてきたら、
なぜ、その経験が自分にとっての挫折だったのかをしっかりと分析しておきましょう。
たとえ同じことを経験したしても、それを挫折だと捉えない人もいるからです。
そうした人達と自分との違いを分析することで、これは譲れないという自分自身のこだわりや価値観であったり、人生における優先順位というものが見えてくるようになります。
これを考えることを怠ると、同じような挫折をまた繰り返してしまう恐れもあるので、しっかりと自分の挫折の基準というものを見つめ直しましょう。
メンターとなる存在を見つける
メンターとは人生における人生における助言者や指導者のようなもので、壁にぶち当たった時に精神的なサポートの手助けをしてくれるような存在のことを言います。
「この人と一緒にいると何かエネルギーをもらえるな」と感じるような人っていませんか?
メンタル面でのコントロールを維持できるような存在を見つけることは非常に効果的です。
これは身近な人間でも、芸能人でも、スポーツ選手でもなんでも構いません。
自分は大学受験を失敗した当時、本田圭佑のメンタリティや考え方にとても興味があり、しょっちゅうテレビやyoutubeを見ていました。
サッカーに詳しい人ならわかると思うのですが、本田圭佑の諦めの悪さとメンタルはもはや異常で、この人ほど挫折や成り上がりといった言葉が似合う人はいないと思います。
当時、大学受験で失敗続だった自分に非常に勇気を与えてくれる刺激をもらえましたね。
特に初めて挫折を経験したような場合は、このように他人からエネルギーをもらってモチベーションを維持し続けるというのが非常に重要で、しっかりとしたメンタル面の軸を支える上でメンターの存在は大きいです。
さいごに
挫折は必ずしもなろうとしてなる訳でもなく、大きな挫折を経験せずに人生を終えることもできる人もいるでしょう。
ただ、挫折を経験していない=自分の限界の先に挑戦したことがないという見方も出来ると思います。
自分も大学受験や就職や仕事とあらゆる挫折を繰り返してきましたが、味わった挫折の毛色はいずれも全く異なるものでした。
その度に自分自身の殻を破ることができたからこそ、挫折を経験すること自体はむしろ人生を見つめ直すためのきっかけになることだろ気づけるようになりました。