自分は2019年にテックキャンプ(旧テックエキスパート)でプログラミングを学習して、29歳でエンジニアにキャリアチェンジしました。
今回は自分が実際にテックキャンプ(旧テックエキスパート)に通ってみて感じたデメリットについて書いてみます。
※この記事は2019年当時の状況をまとめたものです。
メンターが現役エンジニアではない
テックキャンプ(旧テックエキスパート)ではカリキュラム内容でわからないことが出てきた時にメンターと呼ばれる人に質問をして解決します。
このメンターは現役エンジニアではなく、大学生あるいはテックキャンプ(旧テックエキスパート)の卒業生で構成されています。
自分が当時受講した感覚では、質問の際に丁寧に対応してくれるメンターは多かったでし、エンジニアとして働く上でのエラー解決の導き方を指導してくれるので、サービスの質としては決して低いものではありませんでした。
ただ、プログラミングを学習するなら現役のエンジニアに教えてもらいたい、あるいはエンジニアの現場の働き方を知りたいという人にとっては、別のプログラミングスクールに通うことをオススメします。
受講料が高い
テックキャンプ(旧テックエキスパート)のエンジニア転職コースは2つあります。
短期集中コース
一括料金 648,000円(税抜)
分割回数 | 初回 | 2回目以降 |
24回 | 50,360円(税込) | 35,000円(税込) |
12回 | 72,950円(税込) | 64,000円(税込) |
6回 | 126,310円(税込) | 123,000円(税込) |
夜間・休日スタイル
一括料金 848,000円(税抜)
分割回数 | 初回 | 2回目以降 |
24回 | 61,360円(税込) | 46,000円(税込) |
12回 | 92,750円(税込) | 84,000円(税込) |
6回 | 165,110円(税込) | 161,000円(税込) |
一般的な感覚だと、やはり安いとは言えない価格ではないと思います。
ただ、専門職として手に職をつけるという意味であれば、これぐらいの投資は必要にはなってくるでしょう。
自分も前職では税理士資格を目指していた経験があり、そのような難関資格を取得するためには専門学校の授業料だけで100万円は優に超えてくるものばかりでした。
そう考えると、2、3ヶ月程度で技術を身につけてかつ転職までできるのであれば、むしろこの値段は安いとも考えることもできます。
とは言え、プログラミングスクールの中にはテックキャンプ(旧テックエキスパート)よりも安い受講料でサービスを提供しているスクールも存在するので、もし価格重視で考えるのであれば他をオススメします。
経歴や年齢によっては転職活動で苦戦する可能性もある
結果的に自分はスクール経由で内定は獲得できませんでしたが、他の転職サイト(ワークポートとGreen)を活用して複数の内定が決まりました。
これは様々な要因がありますが、もし短期離職が多い、あるいは年齢が30代といったように何らかのハンデを抱えているようであれば、受講前に必ず下記の項目を達成するように心がけておいたほうが良いでしょう。
- 成績トップで卒業する
- ポートフォリオを作成する
- 複数の転職サイトも並行して活用する
成績トップで卒業する
テックキャンプ(旧テックエキスパート)経由の転職活動では、同じ受講生同士が求人企業に応募するので、ライバルは受講生です。
また、スクールでの成績も転職活動の選考を進める上での指標になるので、必ずトップの成績で卒業するように心がけましょう。
ポートフォリオを作成する
SESや受託企業であればポートフォリオを作成してなくても内定をもらえる可能性はありますが、Web系の自社開発企業に入社したい場合は、間違いなくポートフォリオは必要です。
ポートフォリオは自分の技術力をハッキリと見せるための名刺代わりになるので、できるだけ作成しておくことに越したことはないです。
複数の転職サイトも並行して活用する
テックキャンプ(旧テックエキスパート)では、チーム開発が始まる頃と同時に転職活動のサポートも始まります。
そこからIT業界の基礎理解や、職務経歴書・履歴書の添削指導や担当エージェントと行きたい業種を相談したりします。
ただ、応募や面接といった本格的な活動は卒業後になってしまうので、なるべく応用カリキュラムを早く終わらせて、転職サイトで興味のある求人ぐらいは確認しておいた方が良いでしょう。