全くのエンジニア未経験だけど、なるべくホワイトな企業で働きたい。
特にプログラミングスクールでエンジニアを目指している人達にとってはそう考えている人も多いのではないでしょうか?
- 未経験からエンジニアへのキャリアチェンジを考えている人
- 転職活動でホワイト企業を探すために確認すべきポイントを知りたい
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ホワイト企業の定義は人それぞれ
ホワイト企業といっても実際に働いてみてホワイトだと感じるポイントは人それぞれです。
- 残業が少ない職場がホワイトだと感じる場合
→残業が少なくても技術環境のレベルが低ければホワイトだと感じないかもしれない。
- モダンな技術で開発できる自社開発企業がホワイトだと感じる場合
→自分のペースで技術力を上げたい人にとっては、周囲のレベルが高いので精神的にキツく、挫折してしまうかもしれない。
このように人によってはホワイトだと感じる職場であっても、そうでない人もいるので一概に判断することはできません。
では、なるべくホワイトな職場で働くにはどうすれば良いか?
ブラックな職場をあらかじめ避ける
ホワイトな職場を見つける近道として、まずはブラックな職場を避けるべきでしょう。
- 人手不足の上に納期がタイト
- 深夜残業や休日出勤が恒常的に発生する
- 技術力が全く身につかない
上記のいずれかの項目に該当する職場であればブラックの可能性が高いので、たとえ未経験で入社してしまったとしてもなるべく早めに環境を移すべきです。
転職活動でブラック企業を見分ける方法
ワークライフバランスを重視する場合
みなし残業(あるいは固定残業)と記載されているかを確認する
みなし残業とは自社で設定した残業時間分の金額を基本給にあらかじめ組み入れるものです。
ほとんどの中小のIT企業では、このみなし残業を採用されているところが大半です。
ただし、求人票に月の平均残業時間がしっかりと記載されている企業に関してはチェックしておき、月10〜20時間未満であれば残業はそれほど発生しない企業だと判断しても良いでしょう。
みなし残業には10時間分の残業代を組み入れている企業もあれば、60時間分もの残業代をあらかじめ組み入れてる企業など様々です。
求職者にとっては一見、年収が高く見えて魅力的に感じてしまいそうですが、みなし残業が多い企業は残業もかなり発生してしまう可能性も高いので、辞めておいた方が無難です。
ならば、なるべく定時に帰れるように仕事の進め方を工夫すれば良いのでは?と思うかもしれませんが、基本的にみなし残業が多い企業は仕事量も多く、人出も足りていません。
そのため仕事を効率化して業務時間を短縮できたとしても、また新しい仕事を割り当てられる可能性が高いのです。
完全週休二日制か週休二日制か
これもよく見落としがちになりますが、毎週土日(祝日も含む)が休みのことを完全週休二日制と言います。
週休二日制とは、1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上あることを意味します。
よって、毎週土日が休みということではないです。
私も税理士業界で働いていた頃、週休二日制で年間休日が105日ほどの職場で働いていましたが、思った以上にキツかったです。
105日だと年間で17日程度土曜出勤をしなければならないのですが、1人暮らしの場合だと、洗濯干して掃除して昼飯食べてといった感じであっという間に日曜日が終わってしまい、全く休息を取った気分になれませんでした。
ワークライフバランスも考慮して働きたい人はこの完全週休二日制と週休二日制の違いはしっかりと念頭に入れておきましょう。
技術力を高めることを優先したい場合
開発環境を細かくチェックする
技術力を手っ取り早く高めたい場合は、やはり自社開発系のWeb系企業を目指しましょう。
求人票の開発環境で特に注目したいのは以下の項目です。
- 採用しているプログラミング言語
- フレームワーク
- OS
- DB
- コミュニケーションツール
- インフラ
- チーム体制etc…
これらが細く記載されていれば、技術レベルとしてはそれなりの経験を積むことができると考えて問題ないでしょう。
プログラミング言語に関してはWeb系の場合、RubyやPHPだと採用している企業が多いですが、JavaやC#といった業務系でよく使われる言語を採用している職場もあります。
インフラに関しては、AWSを使っていない企業はほぼないといっていいほど採用されているので、重点的に学習しておきたいところですね。
また、技術に関する情報共有や教育環境もなるべく整っていることを考慮にすれば、チーム体制(直属の先輩にあたる年齢構成や役職)も調べておくことをオススメします。
最初のうちはあまり聞きなれない技術用語も出てくるかもしれませんが、数十社と求人を見ていくうちに少しつづ理解できるようになってきます。
Web系企業は求められる技術レベルもバックエンドからインフラまで幅広く知っておく必要があるので、未経験にとって最初のうちはかなりキツいです。
ただ技術力を高めることで、リモートワークやフリーランスといったより柔軟な働き方を実現できるスピードも高まるので、成長速度を早めたい人にとっては開発環境を入念にチェックしておきましょう。
まとめ
独学やプログラミングスクールで学習してエンジニアに転職できたは良いものの、残業が多い、周りのレベルについていけないといった理由で短期間で辞めてしまうという人もけっこう耳にします。
自分が最大限のパフォーマンスを活かし長期間働くことで、技術力を磨き続ける環境を選ぶことは意外と難しいことなのかもしれません。
20代であればまだやり直しはできますが、30代の人達にとってはできるだけそうしたミスは避けたいですからね。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。