エンジニア転職

不況の今だからこそ、エンジニアを目指しておいたほうが良い理由

不況 エンジニア

コロナの影響で、あらゆる職種で求人数が激減しています。

エンジニア職も例外ではなく中途採用、特にスタートアップ企業のような未経験からのポテンシャル採用枠は減少しているのが現状です。

一方でエンジニアを必要としている企業はまだまだ多く存在し、根本的に人手不足である状況に変化はありません。さらに、在宅勤務の影響で働き方も変化し、世の中のあらゆる企業がITサービスの価値を重要視するようになってきています。

よって、エンジニアの需要が今後もますます増加していくのは間違いないでしょう。

景気の波は周期ごとに変化する

10年前にはリーマンショック、そのさらに前には平成不況といったように経済は好況、後退、不況、回復と景気循環が約10年ごとに繰り返し訪れると言われています。

この期間については一概に言えませんが、つまり不況が訪れたとしても必ずしもそれが永遠に続くというわけではないということです。

リーマンショックのような100年に1度と呼ばれるような不況が訪れた時でも、やがて景気は回復し、2016年頃には求人も売り手市場へと転じました。

業界に関わらず、求人は減少してしまっている

現在のところ、業界全体の求人数は減少しており、今後もさらに減少する可能性もあります。それどころか、自身が勤めている企業も決して安泰と言える状況ではないかもしれません。(誰もが知っている大企業であれば別ですが。)

そのため、不況で求人を絞っているからといって、行動することを辞めたり、エンジニアを目指すことを諦めるという選択はもったいないです。

とは言え、エンジニアの転職市場においても求人数は減少しているので、入念な準備を行いましょう。

未経験からエンジニアに転職する場合、SES・受託開発、自社開発企業のいずれかに属することになります。

詳しくはこちらもぜひご覧ください。

現状では自社開発、いわゆるWeb系のベンチャー企業は一部の資金力が安定している所を除き、全体として未経験からのポテンシャル採用を厳選しています。ただし、これはコロナの前においてもWeb系企業では厳選採用を行なっていたことから、そこまで状況に変わりはありません。

どちらかというと影響を受けているのは、受託系の企業です。受託系はBtoB案件が多いのですが、各企業で投資を抑制していることから案件も減少傾向にあるようです。そのため、未経験採用もコロナ前と比べて減少傾向にあります。

一方でSESについては、積極的に採用を継続している状況です。

今、技術を磨いておくことで5年後には希少価値は格段に高まっている

冒頭でも述べたように、今後もエンジニアの需要はますます増加していくと考えられます。

特にリモートワークの影響で、ZoomやベルフェイスのようなWeb上で仕事のやり取りを行うサービスも注目されました。

よって、これらSaasと呼ばれる企業のWeb系エンジニアは今後さらに需要は高まると予想されます。

さらに、「2025年の崖」と言われるように今後あらゆる企業で既存のITシステムの老朽化が叫ばれています。

これを改善しなければ、2025年以降で年間12兆円もの経済損失が発生するというレポートを経済産業省が発表しており、DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが加速しています。

そのため、AIやIoTのような最先端の技術を扱うエンジニアも今後重宝されるのはほぼ、間違いないでしょう。

最後に

ただ単にプログラミングが面白そう、Web系の企業ってオシャレで自由そうといった単調な理由のみでは、エンジニアとして働き続けることはおろか、キャリアチェンジも難しいかもしれません。

厳しいことを言いますが、こうした状況だからこそ、本気でエンジニアとして何を実現したいのかを突き詰めていくことが重要で、自信がなければ諦めた方が良いでしょう。

一方で、不況の今だからこそ、技術と経験を身につけておくことで、5年後・10年後には周りを寄せ付けないほどの確固たるポジションを確立していることでしょう。

自分自身のキャリアを今一度見つめ直して、後悔のない選択ができることを祈っています。