自分は税理士業界で4年弱ほど勤めた後、IT業界未経験からエンジニアにキャリアチェンジしました。
今回は未経験エンジニアにとって、最初の就職先がいかに重要なのかを伝えていこうと思います。
特にプログラミングスクールで学習中の方は必見です!
Contents
エンジニアの最初の就職先が一番重要な理由
技術レベルが低すぎると全くスキルが身につかない
もし技術レベルが低い職場で経験を積み続けると、その後の技術的な成長スピードや働き方の柔軟さにおいて大きな遅れをとる可能性が高いでしょう。
そのため、エンジニアとして周りよりスピード感を持って成長したい、あるいは早くフリーランスエンジニアになって時間や場所に縛られずに働きたいと考えている人にとってはモダンな技術を積めるようなレベルの高い環境に飛び込むことをオススメします。
未経験からエンジニアとして転職する場合、大きく分けてSES・受託系・自社開発のいずれかに属することになります。
この3つの違いについては以下の記事に詳しく書いていますのでぜひ併せてご覧ください。
一般的な技術レベルとしては以下のような序列となります。(扱っている案件や開発環境によってはやや差異の違いはあります。)
高 自社開発 > 受託系 > SES 低
逆に技術レベルが高すぎる職場だと挫折してしまう可能性も高い
上記とは逆で技術レベルの高い職場に入社できたものの、たったの数ヶ月足らずで辞めてしまうという可能性も珍しくありません。
これはプログラミングスクール出身の駆け出しエンジニアにはよくありがちで、意気揚々と自社開発系に入れたけれども、まわりとの圧倒的なレベルの差に絶望してエンジニア自体を辞めてしまうというケースです。
本来、一般的なエンジニアのキャリアプランは
- 情報工学系の大学を卒業→SESあるいはSIerで数年間経験を積む → 自社開発に転職
or
- 大学在学中にプログラミングを独学→メガベンチャーに新卒で入社
のようなパターンがあると思いますが、プログラミングスクール出身者の場合
- プログラミングスクール卒業→スタートアップ系の自社開発に転職
といったケースが大半です。
つまり何が言いたいかというと、プログラミングスクール出身者はエンジニアとしての実務経験どころか、前提知識となるコンピュータサイエンスの基礎理解すら不足している状態で自社開発に入社してしまうということになるのです。
さらに、スタートアップ系の自社開発はメガベンチャーのような研修や教育環境が整っている環境はほぼ皆無で、現在はたとえ未経験でも即戦力を求められていると行って良いでしょう。
未経験でエンジニア転職を目指す人が必ず意識すること
自分の成長スピードを把握する
- 現状の技術の理解度
- 学習の意欲・モチベーション
自社開発のようなフルスタック力を求められる現場では、スクールで学習するレベル基礎で、そこからさらに実務で扱うような技術知識を身につけていく必要があります。
たとえプログラミングスクールを卒業した実務未経験者でも、学習理解度の深さは人それぞれだと思います。
転職活動時点で、もしスクールで学習した内容を自分の言葉でうまく説明できないレベルの理解度であれば、やや厳しいかもしれません。
また、学習の意欲やモチベーションを現場に入ってからもいかに保ち続けるかを意識しておくべき大事な要素です。
もし、自社開発のようなレベルの高い職場にどうしても行きたいのであれば、入社してから最低半年〜1年程度は仕事以外の時間も勉強に充てる覚悟がなければ挫折してしまう可能性が高いでしょう。
技術レベルの低すぎる職場の場合
今はコロナの影響もあって、未経験からの自社開発の入社ハードルはさらに高くなっています。
その場合、受託系あるいはSESも選択肢として考慮に入れておく必要があるのですが、SESに関しては少し注意が必要です。
未経験でSESに入社した場合、一番最初に配属される先として考えられるのが
- テスター案件
- エンジニアの仕事とは関係のない雑務
といったところでしょうか。最悪、配属先が決まらず待機といったケースもあります。
これに当てはまってしまった場合は非常にもったいないので、1年程度実務を積みつつ仕事外で技術を習得することを強くオススメします。
最低限残業の少ない職場であることだけはチェックしておいて、早いところ環境を移したほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たとえレベルの高い企業に入社できたとしても、実務についていけず数ヶ月程度で辞めて仕まえば意味ないですし、低い企業であればエンジニアとしての成長スピードも遅くなり、理想的な働き方も実現するのが遠のいていくでしょう。
まず未経験者にとって何より大事なのは継続して技術を身につけていく習慣を持つです。
自分の技術やモチベーションをしっかりと見極めた上で納得のいくエンジニア転職を実現させましょう。