プログラミング学習

税理士がGASを学習するメリットをまとめる

税理士 GAS
  • GASとはそもそも何?
  • GASを学習すると何が良いの?
  • GASはどうやって学習するの?

税理士業務ではOffice系ソフトであるExcelやWordといったツールを使用することが多いかもしれませんが、リモートワークの普及の影響もあり、クラウド環境にデータをアップロードできるGoogleが提供するサービスを活用する場面も増えてきたのではないでしょうか。

そこで、今回はGoogleサービスを効率化できるGASというサービスについて紹介したいと思います。

この記事の筆者の経歴
  • 税理士業界で4年弱、中小企業向けの税務・会計コンサルに従事
  • 業務の中でクラウド会計やRPAといった業務の効率化を目の当たりにし、IT知識ゼロからプログラミングを学習する。
  • 現在はエンジニアにキャリアチェンジし、ECサイトの開発・運営に携わる。

GASとは?

GASとはGoogle Apps Scriptが提供しているサービスで、GmailやGoogleカレンダー、スプレッドシートといったGoogleがインターネット上で公開しているサービスをプログラミング言語を用いて自動化することができるツールです。

詳しくはこちらの記事もぜひ併せてご覧ください。

GASを使用するメリットとデメリット

メリット

業務の効率化

GASを使用することで、スプレッドシートへの自動転記、Gmailの自動送信といった業務の中で手動で行なっている作業の効率化に結びつけることが可能です。

また、Slackやクラウド会計のfreeeといったクラウドサービスとのAPI連携を活用することで大幅な削減ができます。

副業に結び付けることも可能

GASを使用してより高度なプログラムを組むことができる人材は社内に限らず、あらゆる場面で重宝されるでしょう。特に事務や経理といったルーティンワークを効率化したいといったニーズは多いものの、そのスキルを持った人材がなかなか見つからないというのが現状です。

クラウドワークスやシューマツワーカーといったサービスでGASを活用した業務の効率化を求める案件が多く存在します。



バックオフィス業務に精通している税理士にとっては、GASのような業務の効率化を組み合わせることで、より付加価値の高いサービスを提供することが可能となり選択肢の幅が広がることでしょう。

デメリット

一定の学習コストがかかる

GASを習得するにはJavaScriptというプログラミング言語を学習する必要があります。

プログラミング言語には様々な種類はありますが、JavaScriptは比較的とっつきやすい言語でもあります。とはいえ、初学者にとってプログラミングの概念を掴むのに一定の時間はかかるでしょう。

業務が属人化することも

GASのスキルを身につけて効率化を実現できたのは良いものの、シナリオのメンテナンスができるのがGASを使いこなせる人材のみに限られることで、業務の属人化が起きるというのはよくあります。

こうした課題を解決するためにはGASを使えない人材でも運用できるマニュアルを整備する必要があります。

そのため、ただ作るのではなく運用まで見据えた業務設計が不可欠となります。

GASの活用事例

ではGASを活用することで実際にどのような業務を自動化できるのか、その一例をご紹介しましょう。

GASとクラウド会計 APIの連携

主なクラウド会計にはWebブラウザ上で画面操作を行うだけでなく、APIと呼ばれるサービスも併せて提供しています。

APIとはプログラムを通じてアプリケーションに接続する仕組みのことで、これを活用することでより効率的な情報収集に役立てることが可能となります。

例えば、事業別の売上や給料のみの科目をアプリケーションから抽出することによってスプレッドシートに自動転記し、分析することができます。

つまり、会社独自のグラフをスプレッドシートとGASを組み合わせることで作成することが可能です

GASの学習方法

GASは学習サイトや教材が充実しており、独学でも充分可能です。

まずはGASを学習する前にJavaScriptを学習し、プログラミングの概要を掴むのも良いでしょう。

ProgateではJavaScriptを一部無料で学習できるのでおすすめです。

また、独学では少し厳しいという方はプログラミングスクール活用するのもおすすめです。

KENスクール[PC教室]はJavaScriptだけでなく、データ分析に活用されるPythonやExcelの自動化に使用するVBAといった様々なプログラミング言語を学習することができます。

KENスクール[パソコン教室・ITスクール]

プログラミング言語は種類によって記述方法や仕様は多少異なりますが、根本的な考え方についてはどれも同じです。

そのため、自分の興味に合わせたプログラミング言語から学習してみるのも1つの選択肢かもしれません。

GAS×バックオフィスで市長価値を高めましょう

今後、定型業務にあたるような作業はITツールによってますます自動化が進めていく流れは加速するものと考えられます。

そのためあらゆるツールを使いこなし、ITリテラシーを高める意識が非常に重要となります。


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