経理の仕事はやりがいを感じているものの、年々会計システムなどのIT化が進むにつれてこのままこの仕事を続けるべきかと考えてしまう人も多いのではないでしょうか?
自分も前職は税理士業界で働いていたことから、会計システムがどんどん自動化され便利になっていく状況を目の当たりにしてきました。
現在はRPAエンジニアとして働いていますが、経理からエンジニアに転職する場合、具体的にどういった企業で働くことになるのかを解説していきたいと思います。
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経理からエンジニアに転職する人が多い理由
①手に職をつけることができる
経理を目指そうと思った人達は手に職をつけたいという理由で選んだ人も多いかと思います。
そのため、エンジニアも経理と同様に専門職であることから、引き続きスキルを磨いておくことで企業に依存しない働き方を望むというのが理由の1つです。
②将来性が高い
経理に限らず、あらゆる業種でITによる自動化が進んでおり、今後その傾向はさらに加速するだろうと予想されます。
自動化といってもそのシステムを作成しているのはプログラミングでソースコードを書いたり、サーバを立ててネットワーク環境を構築しているエンジニアなのです。
そのため、ITによる業務の自動化はこれからますますニーズが高まるとされ、それらに対応することができるエンジニアの需要はより高まると言って良いでしょう。
③経理で身につけたスキルをエンジニアに転職後も活かすことができる
上記で挙げたような仕事はITの知識も必要ですが、バックオフィスに関する業務知識も重要になります。
そのため、経理として経験を積んできたスキルはエンジニアとして働いてからも重宝されることとなり、周りのエンジニアと比べても大きな差別化を図ることができます。
経理からエンジニアに転職する人の具体的な企業先とは?
エンジニアと一言でいっても仕事内容は多岐にわたりますが、具体的には以下のような職場で働くことが多いです。
①Web系企業
インターネットやスマホの普及もあり、あらゆるWebアプリケーションがリリースされるようになりました。
これらはネットワーク上で利用できるサービスなのでSaasと呼ばれるのですが、経理系で具体例を挙げるとすると、マネーフォワードやfreeeといった企業があります。
こうしたWebアプリを開発するエンジニアをWebエンジニアと言います。
未経験から経理からエンジニアへの転職はこうした自社サービスを提供しているベンチャーやスタートアップ系の企業に行きたいという人も多いです。
またWeb系企業は基本的に自社で作業をすることが多いので、私服勤務やリモートワークといった働き方の面でも柔軟に対応している点が人気の1つです。
下記のようなプログラミングスクールでは自社開発系の企業に転職するためのスキルを身につけることができ、ベンチャー企業の求人を紹介してくれます。
正直、マネーフォワードのような従業員数が数百人以上になる優良ベンチャー企業に転職することは難しいかもしれませんが、業務効率化をメインにサービスを提供している自社開発企業に転職できるチャンスは充分にあります。
②SIer
SIerとは顧客企業が求めるシステム構築や導入を請け負う会社のことを言います。
SIerで働くエンジニアは開発だけでなく、顧客先とのやり取りも多いことから要件定義や運用・保守といった幅広い業務にも対応することになります。
経理からエンジニアに転職する事例としては下記のような仕事が特に人気です。
- RPAエンジニア
- AIエンジニア
いずれの仕事も基幹システムを請け負うことが多いことから、バックオフィス業務の前提知識を持った人材というのは重宝されます。
RPAエンジニアの仕事内容については下記の記事もぜひご覧ください。
AIエンジニアの仕事についても経理のような業務プロセスの理解を必要とする場面は多くあります。
ただ、RPAエンジニアと比べてAIエンジニアはプログラミングの知識だけでなく、機械学習やディープラーニングと学習する分野も幅広く数学の知識も必要となるため、難易度は高いです。
経理から未経験でエンジニアに転職するには?
まずは独学でプログラミングの勉強をしてみることをオススメします。
エクセルVBAはプログラミングの基本的な考え方を学習することが出来ますし、マスターすれば経理実務に役立つだけでなく、転職活動の際にもアピール材料となり得ることが出来ます。
エクセルVBAの詳細については、こちらもぜひご覧ください。
もし、上記で挙げたWeb企業やSIer企業でエンジニアとして働きたいという方はプログラミングスクールも活用してみるのも良いでしょう。
テックキャンプではWeb系企業で働く上で必要な技術スキルを学習することができるだけでなく、Web系企業への転職サポートを強みとしているプログラミングスクールです。
また、プログラミングスクールの中には受講資格が20代限定や事前選考がある所が多いですが、テックキャンプでは30代からでも事前選考なしで受講できるのが特徴です。
最後に
経理からのエンジニア転職を目指す人には業務の効率化に興味があり、エンジニアとしても業務プロセスの改善に力を置いた企業に行きたいという人が多い傾向です。
また、同様にそうした企業もバックオフィスの知識がある経理職の人材を欲している傾向にあります。
ぜひご参考に!