コロナの影響でエンジニアの転職市場も大きく変化してきました。
特にWeb系のベンチャー企業においては、元々の資金力も他のIT企業とも比べて少ないので、未経験の採用をかなり絞ってきている印象にあります。
よって、これからエンジニアを目指す人はコロナ前と比べてもより慎重な判断を心がける必要があると言えるでしょう。
そこで今回は未経験からエンジニアを目指す人の中でも特に人気の高いWebエンジニアに焦点を当てて、勉強方法から転職活動までの最適なルートをご紹介したいと思います。
Contents
出来るところまで独学で勉強を進めてみる
まずは独学でプログラミングを勉強してみましょう。学習するプログラミング言語については、Rubyが一番情報が充実しているので、初心者にはオススメです。
詳しくはこちらの記事もぜひご覧ください。
また、現役エンジニアの方達が配信しているyoutubeも非常に参考になるので、並行して視聴してみることをオススメします。
勝又健太さんやくろかわこうへいさんはWeb系に特化しており、特にわかりやすいですね。エンジニアの働き方や求人状況も解説してくれてますので、併せてチェックしてみましょう。
ただ、専門的な技術についての解説も含まれているので、未経験者には少し難しく感じるものもあるかもしれません。
IT業界の構造をしっかりと把握しておくこと
「SES」「受託開発」「自社開発」
未経験からエンジニアにキャリアチェンジした場合、上記のいずれかの形態の企業に属することになる可能性が高いです。
それぞれの形態の特性をしっかり把握して、自分がどういうエンジニアになりたいのかをイメージしておきましょう。
詳しくはこちらもぜひご覧ください。
コロナ禍でプログラミングスクールに通うのであれば、選ぶ基準を高く持つこと
最近は上記にも挙げたように、ほぼ無料で入手できるような良質な情報がたくさん出てきているので、プログラミングスクールに通わなくても独学で学習できるような環境が整いつつあるように思います。
一方で、プログラミングスクールに通うメリットは同じくエンジニアを目指す仲間と切磋琢磨できるだけでなく、わからないことはメンターにすぐ質問して解決できる環境にあります。
また、転職コースではプログラミングスクール限定の優良求人も紹介してもらえる可能性があり、学習の進捗が良ければ自分の希望に合った企業にも転職できる可能性が高まります。
プログラミングスクールは受講料も高額なので、判断基準としては下記の項目を必ずチェックしておきましょう。
原則、対面で質問できる環境を選ぶ
初学者のうちはわからないことも多く、思うように学習が進まないことがほとんどです。
そのため、オンラインでの質問対応はやはり効率が悪く、問題解決にも時間がかかってしまう恐れがあります。
自分もプログラミングスクールに通っていた頃、AWSで本番環境にデプロイする作業でつまづいてしまい、2日間近くメンター(プログラミング講師)に付きっきりで対応してもらった経験がありました。
よって、オンラインでも対応が簡単なエラーであればすぐに解決できるかもしれませんが、時には複雑なエラーも発生してしまう場合もありますので、なるべく対面で質問できる環境を選んだ方が良いでしょう。
働きながら学習できる環境を選ぶ
コロナ前ではなるべく仕事を辞めて短期集中で学習することを推奨してきました。(今でも学習効率を優先するならそっちの方が良いと考えています。)
ただ、コロナの影響でWeb系のベンチャーのような人気企業の求人が激減していること、また先行きの景気も不安定なことから、なるべく現職で安定な収入を得ながら学習することをオススメします。
ただ、働きながらの学習は長丁場になりますし、仕事終わりの平日の夜と土日を全て勉強に費やすほどの努力が必要になりますので、相当の覚悟を持ちましょう。
コロナでもエンジニアの絶対的な需要が減るわけではない
コロナ前で売り手市場の時期であってもWeb系の自社開発企業に転職する難易度は高かったので、必ずしもこの状況でエンジニアを目指すことを諦めてしまうのはやはりもったいないです。
ただ、現状は知名度の高いWeb系企業については採用活動は継続して行なっている一方で、数十名規模のスタートアップ企業については未経験からのポテンシャル採用を見送っている印象ですね。
ぜひ後悔のないキャリア選択を!