プログラミング学習

プログラミングスクール卒業後の就職先ってどこ?

私は2019年にIT知識ゼロからテックキャンプというプログラミングスクールで学習し、29歳でエンジニアにキャリアチェンジしました。 プログラミングスクール卒業後の主な就職先としては、自社開発系のWebベンチャー企業、SEの仕事も含む受託系企業、SESです ちなみに知名度の高い有名Web系企業にプログラミングスクール経由で転職できるのはごくわずかです。 そこで今回はプログラミングスクール卒業後の就職事情についてご紹介したいと思います。

プログラミングスクール卒業後の就職先は主に3種類

上記でも述べたように、プログラミングスクールの卒業生はいずれかのカテゴリーで就職することになります。

  • SES企業
  • 受託開発企業
  • 自社開発企業

また、一般的な入社難易度は下記の通りです。 難 SES>受託開発>自社開発 易 1つずつ、詳しく見ていきましょう

SES企業

卒業後にSES系の会社に就職する受講生の特徴としては、30代前後の年齢層が高めの人が多い傾向にあります。 その背景として自社開発系の企業では、年齢制限として27歳ぐらいまでを求人の応募要件として掲載しているところも多いことから、30歳前後の人達は全体としてSESの応募比率が高まるということが挙げられます。 SESは受託開発、自社開発系の企業と比べても入社難易度は低く、ポートフォリオといった成果物がなくても比較的入社しやすいことが特徴です。 ただ、SESといっても数十人程度の従業員で経営している所から数千人規模の上場している会社まで様々です。 SESでは客先常駐での開発が大半なので、最低限の技術力を身につけるために2〜3ヶ月程度、研修を行なった上で現場に出向されます。 そのため、入社後の研修制度を考慮した場合には、上場企業といった規模感のあるSES企業を選んだ方が良いでしょう。

受託開発企業

受託開発に入社する受講生の特徴は様々です。 受託開発系の会社は他の2つの形態と比べると、コードを書くプログラマーの仕事というよりは要件定義のような上流工程を行うSEのような仕事が多いです。 もちろん、受託開発系の会社の中にもプログラムを書く仕事も含まれている所もあ流ので、明確な区切りがあるという訳ではありません。 ただ、顧客と直接コミュニケーションを交わしながら、システムを開発していきたいという人は受託開発系の会社に入社する傾向があります。 また、開発業務だけでなく、要件定義〜保守・運用までの一通りの工程を経験してみたいという人もオススメです。

自社開発企業

プログラミングスクールの受講生の卒業後の進路として、一番人気が高いのが自社開発系の企業になります。 入社難易度は3つの中でも一番高く、ポートフォリオのような成果物を出して自分の技術力をしっかりとアピールしなければ、入社するのはかなり難しいです。 また、年齢としても20代前半〜半ばぐらいの若年層をポテンシャル採用として、とるケースが多いです。 もちろん、20代後半以降でも自社開発系の会社に転職を成功させる人はいますし、自分自身も自社開発系の企業に転職することができました。 ただし、プログラミングスクールの転職実績に掲載されているような有名なWeb系企業となると、プログラミングスクール受講前から相当な準備を行わなければ、年齢に関わらず非常に難しいということは認識しておく必要があるでしょう。

プログラミングスクールを受講するまでに必ず確認しておきたいこと

プログラミングスクールに通う目的を明確にする

どういった目的でプログラミングを学ぶのかで通うべきプログラミングスクールも全く異なってきます。

  • 単に趣味として学習したい。
  • 仕事としてあるいは副業としてスキルを身につけたい。
  • 自分でWEBアプリケーションを開発して起業したい。

上記のようにプログラミングを学習する目的は人それぞれだと思います。

プログラミングスクールの中には無料で学べる所から60万円近い受講料を支払って本格的にエンジニアを目指すようなスクールまで幅広く存在しており、それぞれの目的に応じたスクール選びが非常に重要となります。

単に趣味として学習したい。

まずはProgateやドットインストールのようなプログラミングサイトで学習した後、ますます興味を持てば無料のプログラミングスクールに通いましょう。

仕事としてあるいは副業としてスキルを身につけたい。

転職支援が付いている有料プログラミングスクールに通う事をオススメします。スクール選びで主に確認しておきたい項目としては、受講生の年齢層、就職率、受講スタイル、学習期間、受講料です。

プログラミングスクールの中にも20代までしか受け入れていない所もあれば、30代にも転職サポートを支援している所まで様々です。 ちなみにテックキャンプは30代でも受講できる数少ないプログラミングスクールです。

スポンサーリンク

エンジニアを目指す人はプログラミングスクールを最大限に活用するために、充分な貯金をしておくだけでなく、上記に挙げたようなプログラミングサイトで前もって学習をしっかりと行なっておくこと、またIT業界に関する知識も最低限理解しておくようにしておきましょう。

その背景として、転職サポート付きのプログラミングスクールではカリキュラムの進捗スピードによってその後の転職活動も有利に進めることができるのです。

プログラミングスクール経由から求人を紹介してもらう場合は、スクールでの成績も採用の判断基準として反映されますし、他の同期より早くカリキュラムを終わらせることができれば、別の転職サイトでも情報収集したり、ポートフォリオを作る時間の余裕もできる事が大きな理由です。

プログラミングスクールで学習する言語を確認する

次にプログラミング言語です。

プログラミングスクールには大きく分類してRuby、PHP、Javaのいずれかの言語を採用しているところが大半です。

最近のプログラミングスクールはRubyを扱っている所が多いですが、これは未経験者にとってとっつきやすい言語であることが理由の1つです。

また、Rubyを採用している企業はWeb系のスタートアップやベンチャー企業に多く、フレックス勤務やリモートワークと行った柔軟な働き方ができることも大きいです。

そのため、将来フリーランスエンジニアとしてリモートワークや週3日勤務といったような働き方を実現したい人にはオススメの言語となります。

また、とりあえずプログラミングを学びたいという人、エンジニアを目指したい人、あるいは起業をしたい人のいずれにしてもまずはRubyを学んでみることをオススメですね

また、Rubyで学習するスクールの大半はRuby on Railsというフレームワークを採用しています。

詳しい言葉の意味はここでは割愛しますが、上記の言語とフレームワークは初心者でWEBアプリケーションを開発する人にとって取っ付きやすい仕組みになっています。

そのため、他の言語に比べて直感的に学ぶことができ、より楽しくコードを書くことができます。

その他、PHPも比較的習得しやすい言語であり、Web系の企業で採用している所も多いことから需要が高いです。

一方でJavaは上記で挙げたプログラミング言語と比べて難易度が高く、初学者にとっては難しく感じるかもしれません。

ただし、Javaを採用している企業はRubyやPHPと比べても多く、需要が非常に高いです。

もともとJavaはSIerと呼ばれる業務系のシステム開発を採用している企業が多いので、もしWeb系企業のようなモダンな環境で働きたいというこだわりが無ければ、Javaを選択してみるのも1つの選択肢でしょう。

プログラミングスクールの主な就職実績を確認する

つらつらと書きましたが、プログラミングスクール卒業後はスクールで学習したプログラミング言語とは別の言語を学習する可能性の方が高いかもしれません。

特に、関西の求人はRubyの求人が少なく、PHPやJavaといった言語を採用している企業が大半です。

ただ、それでも心配はいりません。

なぜなら、違う言語でもコードの量や書き方が異なるものの、プログラミング言語の考え方は自体はいずれも共通している点が多いのです。

RubyあるいはPHPでWEBアプリケーションを開発できるようになっている頃には、おそらくプログラミングの勉強の仕方がある程度身についているので、他の言語を学習することになってもおそらく習得できるスピードは初学時に比べて早いでしょう。

後は自分が入社してみたいと思う企業がどのような開発環境を採用しているのかも求人サイトで確認してみることも重要です。 おそらく見ても技術用語は全く理解できないかもしれませんが、プログラミングスクールで学習するカリキュラムと比較してみて大きく違いはないかぐらいは確認した方が良いです。

プログラミングスクール卒業後の就職先は準備で決まる

必ずしもどこが良いかは1人1人のキャリアに応じて異なりますし、どの企業でもメリット・デメリットは存在します。 プログラミングスクールで学習していきながら、自分がエンジニアとしてどういう働き方をしていきたいのかも併せて深掘りして行くと良いでしょう。 テックキャンプでは、主にWeb系の企業やフリーランスとして活躍することをコンセプトに運営しているプログラミングスクールであり、学習の悩みだけでなく、実際のIT業界での働き方を交えながら、進路の相談についても積極的にサポートしてくれます。 エンジニア業界は他の業種と比べても構造が複雑なこともあり、最初のうちはわからないことが多いと思います。 積極的に情報交換を行なって、自分の理想に合ったキャリアチェンジを成功させましょう。