- プログラミングスキルって何が必要?
- 経理職として身に付けたいプログラミングスキルとは?
- 経理で自動化できる具体例
プログラミングは経理の仕事とも関連が深いとよく言われるけど、具体的にどのような場面で活用できるのか気になる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は経理職の方達に向けて、プログラミングの基礎知識から経理職として必要とされるプログラミングスキルまで具体的に解説していきたいと思います!
- 税理士業界で4年弱ほど中小企業向けの会計・税務をメインにバックオフィス業務のコンサルを経験。
- 28歳でITスキルゼロから独学でプログラミングを学習しエンジニアにキャリアチェンジ
- RPAによる社内業務改善、テクニカルサポート、Webエンジニアを経て、現在はディレクターとしてECサイトの開発・機能改善に携わる。
そもそもプログラミングって?
プログラミングとは人間とコンピュータとの会話
プログラミングとは一言でいうと、人間がパソコンと会話するための翻訳ツールのことを言います。
つまり、日本人同士が日本語でコミュケーションを交わすのと同じように、人間がパソコンに対して命令する際にもプログラミングを駆使することで、より柔軟に操作が可能となります。
普段の業務でパソコンを扱うときは、マウス操作で画面に表示されるアイコンをクリックしたり、右クリックしてフォルダを新規作成といった具合に命令することが多いかと思います。
実はこうした操作はパソコンに内蔵されているコマンドラインツールを使うことでも操作できるのはご存知だったでしょうか?
このコマンドラインツールとはWindowsではPowershell又はコマンドプロンプト、Macではターミナルと呼ばれるツールのことを指します。
プログラミング言語とは文章

上記のようなプログラミング言語で書かれたテキストをソースコードと言います。
ソースコードにはパソコンに対して実行してほしい内容が書かれており、このソースコードをパソコンに対して解釈してもらうために先ほど述べたコマンドプロンプトやターミナル 等を使うことで命令します。
今後、経理職として求められるプログラミングスキルとは?
業務効率化ツールを扱うためのスキル
- エクセルVBA
- GAS
- RPA
エクセルVBA,GAS
エクセルのようなOffice系のソフトはもちろんのこと、最近ではGoogleスプレッドシートやGASと呼ばれるGoogleが提供しているサービスを日常業務で扱うことも多くなってきたのではないでしょうか?
プログラミング初学者にとって、一番学びやすいツールとしてやはりエクセルVBAとGASが挙げられます。
両者の詳しい内容はこちらの記事でも解説していますので、ぜひご覧ください
大半の企業ではエクセルやワードといったOffice系のソフトを利用している所が多いと思いますが、リモートワークの普及により今後はGoogleのようなクラウドサービスに乗り換える企業も増えてくるのではないかと予想しています。
また、GASの方が自動化できる範囲も広いことからプログラミングスキルの習得としても個人的にオススメです。
ちなみにエクセルVBAはVBA、GASではJavascriptと呼ばれるプログラミング言語を使ってソースコードを記述します。
- GAS・・・TechAcademy←唯一GASを学べるプログラミングスクール
経理で自動化できる具体例
- エクセルVBA・・・会計ソフトから出力したcsvをエクセルで作成した推移表や予実管理表に自動転記
- GAS・・・Gmailで特定のメールを受信した際に外部アプリケーション(Slack等)に通知
RPA
ここ数年間でRPAと呼ばれるツールが一気に浸透しました。
RPAとはブラウザ上の操作を自動化できるツールで、大企業から中小企業まで幅広く活用されています。
RPAツールの設計・開発・運用は基本的に外部のITベンダーによってサポートしてくれますが、あくまでこれらを継続的に動かしていくのは社内の現場の人達です。
もし、ツールが動かなくなった場合も社内にいる経理の人達が解決できれば、業務はより円滑に進みますし、個人の市場価値から見ても希少性は非常に高いです。
経理で自動化できる具体例
- エクセルの売上データから指定の数字を抽出し、会計ソフトに転記
- 毎月の会計帳簿を自動出力・必要な情報のみ抽出し、独自の会計報告書に自動転記
システム同士を連携させるためのスキル
- Saas
- Python
- WebAPI
Saas
Saasと呼ばれるクラウドサービスを活用する企業も増えてきました。
最近ではクラウド上でお互いにリアルタイムにデータを共有できるようなサービスが普及しており、おそらく今後もその傾向は強くなる可能性が高いです。
経理の現場で馴染みが深いSaasと言えば、会計ソフトのfreeeやマネーフォワードが挙げられます。
労務関係のサービスだとSmartHRが有名ですね。
Python,WebAPI
Pythonとはプログラミング言語の1つで、AI・人工知能の開発でよく利用されていることからエンジニア界隈でも将来性の高い言語として人気です。
また、他のプログラミング言語と比べてコードの読み書きもわかりやすく、初学者にとってもPythonは学習しやすいでしょう。
- TechAcademy
・・・機械学習の基礎が学べる「Pythonコース」←オンライン上で受講!
自動化できる具体例
- Python・・・毎月の請求書発行の自動送信
- WebAPI・・・freeeとGoogleスプレッドシートのデータ間連携
システムを安定に稼働させるためのインフラ知識
AWS
AWSとはアマゾンが提供しているネットワーク経由でインフラサービスを提供しているクラウドサービスです。
従来のインフラはオンプレミスと呼ばれ、各企業ごとにサーバを設置して運用するシステムが主流でしたが、クラウドサービスが浸透するにつれてクラウドへ移行する企業も増えてきました。
インフラに関する知識は専門的な内容も多いことから、上記で挙げたようなツールに比べると学習の敷居は高いです。
普段、経理職の人達が業務用パソコンのインフラに関わることは滅多にないでしょう。
ただ、AWSのようなクラウドサービスが普及したことにより、このようなITリテラシーは非エンジニアであっても教養として身につけておいた方が良いことは間違いありません。
特に企業の機密情報を扱っているとも言える経理にとって、ネットワークやセキュリティに関するリテラシーは今後避けては通れない重要な知識です。
ネットワークやセキュリティに関する基礎知識を身につけるには基本情報技術者試験という国家資格がオススメです。
経理の人達がプログラミングを学習する方法
独学
プログラミング学習の敷居は年々下がっており、Webサイトや参考書を活用して習得することも可能です。
Progateは会員登録(無料)することで、あらゆるプログラミング言語を試しに触ってみることができます。
全てのカリキュラムを閲覧するには月額980円の有料プランに加入する必要がありますが、いつでも解約もできる上に、それほど大きなコストにはならないかと思います。
プログラミングスクール
独学によるプログラミング学習の挫折率は9割近くとも言われており、学習当初はとにかくわからないことが山のように出てきます。
もし、独学では厳しいなと感じたらプログラミングスクールに通ってみることも1つの選択肢でしょう。
TechAcademy [テックアカデミー]はGASやPythonを学べるプログラミングスクールです。
- 4週間・8週間・16週間コースから選べる
- オンライン完結なので、働きながらでも可能
- 週2回のマンツーマンメンタリング
- わからないことは現役エンジニアがチャットサポート
TechAcademy [テックアカデミー]はオンラインプログラミングスクールの受講者数No.1ということもあり、子育てや仕事との両立を実現したい人には特にオススメです。
経理とプログラミングを組み合わせて差別化を
会計知識に加えてIT分野も学習するとなると大変ではありますが、上記で挙げたようなツールは今後も重要な役割を担う可能性が非常に高いスキルです。
それぞれの技術の概要を知ってるだけでも、ITリテラシーは大きく異なるでしょう。
ぜひ1度学習してみてはいかがでしょうか?
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/byksi/lifebyksi.com/public_html/wp-content/themes/jin/cta.php on line 8
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/byksi/lifebyksi.com/public_html/wp-content/themes/jin/cta.php on line 9